ママ時間を少しお休み。自分の「好き」を再発見した大阪旅行記録

子どもが生まれてから初めて家を離れて、女友達と4人で1泊2日の旅行に行ってきました。

家族の多大なる協力のもと得られた「ママでもない、社会人でもない、素の自分に戻れた時間」を忘れないために記録しておきたいと思います。


きっかけは、真珠の耳飾りの少女。



そもそもの発端は年明けの女子会の帰り道、「大阪にフェルメールの絵がくるんだって!」という会話からでした。

その場のノリで「みんなで行ってみる?」「大阪なら泊まっちゃう?」という話になり、半年以上先のことでどうなるかわからないけれど、行けたら行きたいねということになりました。

私含めて2人は小さい子どもがいるので、その時点では「本当に行けるのかな」という気持ちでしたが、こうして夏の大阪旅行計画が始まりました。

かの有名な「真珠の耳飾りの少女」が来日するということで、大変人気の展覧会となり、チケットは抽選制。

4人でスケジュールの合う日全てに申し込んで、なんとか1枠当選することが出来ました。

まさか独身時代のように友達と旅行できるとは思っていなかったのですが、チケットが取れてしまった以上行くしかないので、晴れて大阪旅行が実現することになりました。

旅に出る前のソワソワ

ホテルを予約して、アプリで日程表を作って、新幹線を予約して。着々と準備はしていたのですが、ずっと仕事と育児に追われていたので、やっと「本当に行くんだ」と感じたのは前日の夜になってからでした。

子どもが生まれて以降、片手で数える程の家族旅行以外は毎日家のベッドで寝てきた2年間だったので、1人で家を空けることの特別感に正直ソワソワが止まらなかったのですが、残る夫に育児を丸投げすることになるのでそんなことはお首にも出せません。

夫と子どもは義両親の家に泊まることになっていたので、急いで自分の荷物と子どものお泊まり用の荷物を準備して、「お土産たくさん買ってくるね、ありがとう」と夫に伝え、子どもにも「ママがいない間、パパと楽しく過ごせるかな?帰ってきたらたくさん遊ぼうね」と話しました。

子どもが生まれて以降、私が子ども連れで出かけて夫が自由に過ごせることは何度もあったので、まあ全体で見ればフェアなのでは?と今なら思うのですが、旅行の前日は家族を置いて出掛けることへの申し訳なさや後ろめたさをかなり感じていました。

女友達4人、みんな集まれて良かった!

旅行の1ヶ月前には友達の1人にあわや旅行キャンセルかという突発的な事情が発生したり、私の子も前週に熱を出して保育園を連日休んだりと直前までバタバタしたのですが、全ての困り事がなんとか解消し、旅行当日を迎えられました。

最近流行りのセットログのアプリを入れて、「もう出発したよ!雨だね〜」とログを送信したら、もう気分は女子旅。

東京駅で各自食べ物や飲み物を買い込んで、新幹線の席で集合して、本当に全員集まれて良かったねと言い合ったのでした。

ママという役割から離れる時間

大阪中之島美術館で観た「真珠の耳飾りの少女」は広い部屋のどこから見てもこちらをじっと見ているようで、本物の絵にはやはりパワーがあるのだなと感じました。

子どものお土産に素敵な絵本も買えて、良い思い出に。

カフェで休憩後、大阪城まで足を伸ばしました。

大阪城の周りは広い公園になっているのですが、普段は子どもを抱っこしながら歩くことがほとんどなので、スタスタ歩けることに感動してしまい、思わず「1人だとこんなに歩きやすいなんて、最高!」と言ったところ、子どものいる友達が「でも1人に戻りたいっていうのとは違うんだよね」と一言。

一瞬、水を差されたような気持ちになって考え込んでしまったのですが、やっぱりその子の言う通りで、子どもと離れて過ごす時間は自由ですが、独身や夫婦だけの時代に戻りたい訳ではないんですよね。

あくまで家族がいる上で、ほんの少しだけママという役割から離れる時間が欲しかったんだなと今ならわかります。

特に最近は「ママがいい!」と言われることが多く、外出時は基本的にずっと抱っこ、ご飯を食べる時もママがいい、パパはいや!という頃だったので、余計に自由な時間を必要としていて、久しぶりの開放感が新鮮だったんだろうと思います。

30代女子、それぞれの悩み

夜はリーズナブルなビジネスホテルに一泊。

寝る前にベッドで寝ぼけながらおしゃべりしたのですが、なかなか重い人生相談の場になってしまいました。

友人達とは幼い頃からの仲ですが、30歳前後は大きいライフイベントが連発するタイミングなこともあり、悩みもその分重くなるのだなと改めて思い知らされました。

子どもがいたり、いなかったり。

結婚していたり、していなかったり。

ライフステージという言葉は結婚して子どもを産む前提のようであまりしっくりこないのですが、生活環境が違うため、悩みの種類も人それぞれです。

最近は、子ども連れで集まると落ち着いて話す時間はなかなか無いし、大人だけで集まれた時もお互い楽しい報告事項に終始することが多かったので、こんなふうに打ち明け話をし合うのはいつぶりか思い出せないほどでした。

夜に密室で話すからこそ話せる話もあり、これもまた泊まりで出かけられたからこその貴重な時間でした。

自分の「好き」を思い出せた

翌日は民族博物館へ。友人の1人がぜひ行ってみたいということで決めたのですが、ここが大変興味深い施設でした。

世界各国の文化や歴史について地域ごとに舐めるように紹介するエリアがあり、展示のボリュームにも内容にも圧倒されてしまいました。

社会人になってから10年以上経って忘れてかけていたのですが、私の通った大学も世界の文化や言語を学ぶことに特化していたので、違う国の知らない文化に触れて純粋に「知らない世界!面白い!」と感じる体験は久しぶりで、とても新鮮な感覚でした。

日々仕事に追われ、子どもが生まれてからは余計に「やらないといけないこと」が中心となる生活だったので、自分の「本当に好きで、興味のあること」の方向性を思い出すことができる貴重な時間でした。

家に帰った今も自分の時間はなかなか取れませんが、読書などを通じてもっと自分の興味を追求してみたいな、とポジティブな気持ちを取り戻せたような気がします。

家族はどう過ごしていた?

一方気がかりだったのは残してきた家族のこと。

ですが、夫の実家に滞在させてもらって、歳の近いいとこと一緒に過ごしている楽しそうな写真と動画を送ってもらって、旅行中もひと安心でした。

お祝い事のタイミングだったのでルタオの冷凍のデリカとケーキを持って行ってもらったこともあり、家に帰ってから聞いたところによるとそのケーキが本当に美味しかったそうで、こんなの食べられなくて私は惜しいことをしたとみんなで話していたようでした。

夜は子どもの少し寝付きが悪かったものの、夫も疲れ切ったような様子はなく、心配は杞憂に終わったようでした。

むしろ思ったよりも大変ではなかったということで、夫からは私が出張で不在になっても大丈夫な自信がついたと言ってもらえました。

そんな家族の協力のおかげで旅を満喫できたので、新大阪駅では551の豚まんやら、名古屋の赤福やら、りくろーおじさんのチーズケーキやらを友人たちと分担して買いに走り、残してきた家族へのお土産をしっかり調達することを忘れませんでした。

まとめ:次の旅行はいつ?

次はぜひ韓国に行こうとか、伊勢志摩に行ってみようとか、旅行中にも今後の計画で盛り上がりました。

とはいえ、こんな機会は滅多にないものだと全員よくわかっていて、次はもしかしたら数年後、下手すると子どもが大きくなってからかもしれないねと話しています。

旅行はとても良い息抜きになったけれど、こんなに長く子どもと離れるのは寂しくて、たまのイレギュラーイベントで充分。

でも自由な時間をもらったことでの収穫は沢山ありました。

家族の時間をもっと大切にしたいし、いつも支えてくれる夫に感謝して過ごしたい。

子どもがママ、ママと言ってくれる時期は今だけかもしれないから、もっと応えてあげたい。

たまには自分の本当に好きなことを思い出して、「自分が」読みたい本を読んだり、観たい映画を観たりする時間も大切にしたい。

こういう気づきを忘れないように心に留めつつ、また日々頑張っていきたいなと思います。

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