職場復帰してわかった「子育てか仕事か」じゃない日常

育休を取得した後、早めに仕事へ復帰することはずっと心に決めていました。

それでもどこかで子どもより仕事を選んだような気がして、誰に責められているわけでもないのに、後ろめたい気持ちがありました。

だからこそ、復帰してすぐの頃に感じたことは、今でもはっきり覚えています。

今日はそのときのことを思い出しながら書いてみようと思います。


  1. 駅の階段を登りながら
  2. 時間を持て余したお昼休み
  3. 定時退社して走って帰る
  4. まとめ

駅の階段を登りながら

職場復帰したのは産後半年で、まだ体型がふっくらしていたので、初日に履いたのは、マタニティ用の紺色のテーパードパンツでした。

久しぶりに履いた仕事用のズボンとパンプスで最寄駅の階段を登ったとき、「子どもを産んだはずだけど、まるで前の自分に戻ったみたい」と、ちょっと拍子抜けしました

久々の仕事に緊張するとか、もっと新鮮な気持ちになるかとばかり思っていたのですが、実際に感じたのは「なんだか懐かしい」という気持ちでした。

育休中の子どもと24時間向き合う毎日から解放されて、自由になった感じもしましたが、自由と感じてしまうことに若干ためらいもありました。

それでも、駅の階段を急ぎ足で登りながら、仕事が好きな以前の自分に戻れたような気がしたのは事実です。

時間を持て余したお昼休み

久しぶりの同僚たちに挨拶したり、業務のことを思い出したりしているとあっという間にお昼休み。

以前からよく通っていたオフィス近くのご飯屋さんに行って、お気に入りのお弁当を買ってくることができました。

育休の間はお昼ご飯といえば、毎日大急ぎ。

子どもの機嫌を見ながら「ちょっと待ってねー!」と声をかけたりしながらで、

立ったままかき込んで食べることも多かったような気がします。

それが今日は静かなオフィスで1人黙って、中断せずに食べられる。

正直にいうと、子育てで若干損なわれていた人権を取り戻したような気持ちでした。

子育ての副産物(?)として早く食べるのが得意になっていて、10分たたずに食べ終わってしまい、残りの休憩時間を持て余すほどでした。

「ゆっくりできて最高だなあ」と感じた反面、「子どもを預けてこんなにゆっくりお昼ご飯なんて食べて、良いんだろうか?」という気持ちにもなってしまいました。

でも、まだまだ夜中にミルクを1回飲む頃で寝不足だったので、残りの時間はしっかりデスクでお昼寝させてもらいました。

定時退社して走って帰る

定時になったらPCを閉じて、急いで帰り支度をして、駅まで走って向かいます。

いちばん早く家につく電車に乗って、最寄駅からもダッシュして。

これまで出勤の時に遅刻しかけて走ったことはあっても、帰宅途中の道で走ることなんてありませんでした。

走って走って、息切れしながら玄関のドアを開けたら、廊下は真っ暗。

子どもはパパと一緒に寝室にいて、もう眠る寸前でした。

眠くて目をこすっていたのに、わたしの顔を見たらぱあっと笑顔になって、とっても嬉しそうな顔を見せてくれました。

当たり前のようですが、仕事に復帰した日のいちばん嬉しかった瞬間は、家に帰って子どもの顔を見られたときでした。

子どもを預けて働くことについて感じてしまう風当たりとか、早く復帰することに対する迷い、「フルタイムで本当に大丈夫なの?」なんていう心配の声、それら全部へのモヤモヤした気持ちが、スッと消えていくようでした。

定時に退社して子どもの顔を見られる日もあれば、急いで帰っても寝顔しか見られないこともあります。

夫が保育園のお迎え担当の日が仕事を片付けるチャンスなので、残業で少し遅くなってしまう日もあります。

ですが、どんなに仕事が楽しくても、片付けておきたいタスクがあっても、「なるべく早く帰宅して、起きている子どもの顔を見ること」は毎日の大事な目標であり、復帰後の働き方の基準になっていると感じます。

まとめ

育休中は時間があるので、「前みたいに働けるんだろうか」「子育てと仕事を両立できるんだろうか」とぐるぐる考えてしまい、本当に不安ばかりでした。

でも職場復帰した日が遠くに感じられる今、「大丈夫、なんとかなるよ」とあの頃の自分に声をかけてあげたいです。

仕事を好きな気持ちはびっくりするくらい変わらなかったし、仕事と子育てのどちらかを選ぶんじゃなくて、行ったり来たりで良いんだと思えるようになりました。

白黒つける必要はないし、忙しくて仕事ばかりに偏ってしまう時もあれば、子どもとの時間をゆっくり過ごせる時もある。

そんな風に、これからも育児と仕事の間で揺れながら、日々バランスを取りながらやっていけたらいいな、と考えています。

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